インクの種類
インクにはその成分によって、3種類あります。
1)水溶性染料インク(ウォッシャブルタイプ)
2)顔料インク(パーマネントタイプ)
3)1,2の混合型インク
1)水溶性染料インク(ウォッシャブルタイプ)
長所
多種多様な色(カラーインク)を作ることが可能。
ペン先を傷めない。
短所
筆跡の長期間保存には向かない。
水溶性なので、水に流れやすく対光性も劣る。
2)顔料インク(パーマネントタイプ)
長所
水に溶けない性質のため、書いた文字の長期間保存に適している。
短所
粘性が高いので、インクつまりを起こす。
基本的には万年筆に向いていない。
つけペン、烏口で使用される。
3)1,2の混合型インク
長所
書いた文字の長期保存が可能。
パーマネントタイプのインクを万年筆で使用可能にした点。
例えば
ブルーブラック (各社)
極黒(きわぐろ)(セーラー万年筆)
カーボンインク (プラチナ萬年筆)
短所
成分に顔料インクを使用している為(ウォッシャブルタイプに比べ)
メンテナンス(洗浄等)を気をつける必要はある。
但し、同じメーカーのインクを使っておれば、そう必要以上に神経質になる
ことはない。