ペンクリニックのススメ その2「ペンクリニック体験記」

ペンクリニックに行ってきた時に、感じたり体験したことをまとめました。
初めて行かれる方へ参考になれば幸いです。

準備するもの。

1、見てもらいたい万年筆
(大抵、2本まで。事前に見て貰えないメーカーがあるかを但し書き等でチェック。)


2、ルーペ(直して頂いた、ペン先を見てみましょう。ドクターの前で出来ればもう一人前)。
3、メモ用紙(症状を書いたり、ヒントをメモしたりする)。
4、デジカメ(面白い道具や、レアな万年筆等々記念に)。
5、個人名刺(万年筆愛好家どおしの交流に)

(2~5は冗談半分本気半分。)

その1 時間は余裕をもって。

大勢の人が来ていて、順番待ちすることがあります。(最近は来場者が増える傾向にあるらしい。)

この後に行く予定を入れていると、ペンを預けて帰るハメになります。

やっぱり、せっかく行くのだから、ペンドクターの前で話しながら調整してもらいたいものです。

その2 具体的なイメージが大事。


受付用紙に、自分の名前などを記入した後、必ず万年筆の不具合の状況を書く欄があります。
そこには、そんなに詳しく書く必要はありませんが、

直接ペンドクターに伝える時は、あいまいな事では、あいまいな調整しかできません。

インクが出ないので、書けるようにしてほしいとか。
もっとインクが出るようにとか。
太くしたい、細くしたい、引っかかりを無くしたい又は作りたい等々。

さらには、普段どういう風に使っているかとかも説明するといいでしょう。

こうしたい、ああしたい、無理難題でもいいから、具体的に説明しましょう。

誠実に対応してくださいますよ。

そして、きっと勉強になるはず。


私の場合、普段なら即メーカー送りになるような不具合でも、その場で診てくれたことがありました。(部品交換が必要なものは、無理ですけど・・・。)

メーカー所属のペンドクターさんの場合なら、
使っていて、気になるところは無いか、又こんなペンが欲しいということを日頃から、気に留めておいてこの機会にさりげなく言ってみるのもいいかもしれません。


その3 新しい万年筆で楽しむ。


今使っているペンに特に文句はない。又は調整してもらいたいペンはないから参加しない。

というのは、もったいない!


この機会に前から気になっていた万年筆を新しく購入されてみては。

そして、ペン先を調整してもらうのです。

開催メーカーの万年筆なら、喜ばれる事間違いなし。


もちろん財布と相談ですけどね。


その4 お祭り気分で楽しむ。


万年筆ファンだらけのペンクリニック。出会いがあるかもしれませんし、貴重な話を聞けるかもしれません。

珍しい万年筆に出会えるかもしれません。
(もちろん人様のものですが、生で見るだけでも嬉しくないですか?)

この機会に合わせて限定万年筆を発売している場合もありますし。

その日は一日中、そこにはりついていても、いいように時間を空けておきましょう。

なにも、お話はペンドクターからだけではなく、ご自身の番が終わって、見ておられる方どおしの会話の中にも面白い話が満載ですから。

その5 ペンクリニックはドクターとの真剣勝負。


 けっして、妥協はしなくてもいいのです。

(でも、大抵は一回調整されて、試し書きするとそれでバッチリ。なんですが。)


そして、本当の笑顔で感謝を言いましょう。
それが、ドクターのエネルギーにもなるそうです。(ペンドクター長原氏談)


だから、どんな万年筆でも診て下さいます。

カジュアル万年筆でもOK。どのメーカーの物もOK。
(実際私の相棒の、パーカーのフロンティアも見てもらいましたよ。)


まあ、あまり堅苦しく考えず、ね。
最初は、見てるだけでも、楽しめるはずです。

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