インクのボタ落ちの科学
インクのボタ落ちの科学
書いていると突然インクが、ドバッとでる現象。
現在の万年筆はペン芯が改良されているので、
見る事が珍しくなったボタ落ち。
何が原因なのかと思って、尋ねると。
要は、温度差なんです。
ちょっと、想像してみてください。
インクが減ってくると、インクタンクの中は、
インク部分と空気部分になっています。
そして、しばらく使うことで、空気部分が暖められ(手の熱でね)
膨張しインクを押し出します。
ペン芯がダムの役割をしているのですが、古い万年筆だと
許容量をオーバーしてしまうことがあるそうです。
だから、インクが減っていけばいくほど、そして
寒いところの方が、よく発生する。(手の少しの熱でも温度差で膨張するから)
とのこと。
どうしょうもないのだそうです。
万年筆であるが故のトラブルといったところでしょうか。
もし、そんな万年筆をお持ちの際は、
それもこの万年筆の個性と思って使ってやるか、
それとも、
夏用にするとか、手を冷やしながら使うかですね。(笑)