本の中の万年筆その5

風の影 上・下

風の影〈上〉 (集英社文庫)

風の影〈下〉 (集英社文庫)


「忘れられた本の墓場」で偶然見つけた一冊の本が話の小説と聞き、本好きの私としては 速攻で読み始めました。

すると、ある万年筆が重要なアイテムとして登場しているではないですか!!


当初それは主人公ダニエルがあこがれる限定ものの万年筆として登場します。
ショーケースの外から眺めるだけの万年筆が、ある衝撃的な出来事があった誕生日に父からプレゼントされます。


しかし、ダニエルがあまり使う場面がないので、後半までその存在すら忘れてしまうほどでした。
ところが、話の核心に迫る章でその万年筆のたどった数奇な運命が判明します。

ダニエルともう一人の主人公カラックスと万年筆との関係は・・・・。


本好きそして万年筆好きにはたまらない内容の小説です。


【あらすじ】

主人公ダニエルが「忘れられた本の墓場」で見つけたのは、 謎の人物が、集めては焼却してしまうといういわくつきの本でした。

もともと僅かな部数しか印刷されていなかった為、古書マニアの中では有名な本になっていました。

そんな本を書いたのがもう一人の主人公カラックス。

ダニエルは、この小説の虜になってしまい、謎の多い作者カラックスの事を調べ始めます。

すると、そこに待ち受けていたのは・・・・・。

17言語、37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。


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